IRIS コンテナに VSCode を追加する
繰り返し利用できる開発環境をセットアップするには、環境用のコンテナを起動するのが最も簡単な方法の 1 つです。 素早く繰り返す際には、自分の開発コンテナ内に vscode インスタンスをホストするのが非常に便利なことが分かりました。 そこで、ブラウザベースの vscode を IRIS コンテナに追加するための簡易コンテナスクリプトを作成しました。 これは、ほとんどの 2021.1+ のコンテナで動作するはずです。 私のコードリポジトリはこちらにあります。
vscode を含み事前に接続された InterSystems IRIS コンテナ
認証情報 | 値 |
---|---|
ユーザー | _SYSTEM |
パスワード | SYS |
概要
このプロジェクトでは、ホストされた(Web ベース)バージョンの vscode を同じコンテナ内で利用できる IRIS コンテナを作成します。 これには、以下が含まれます。
* 同じコンテナコードの編集
* コンテナの IRIS インスタンスへの事前接続
* 管理ポータルからのリンク
* コンテナによる IDE の自動起動
クイックスタート
- ダウンロードするか、
git clone https://github.com/nickmitchko/Hosting-vscode-in-a-container.git
を実行します。 - プロジェクトのルートで次を実行します:
docker build . -t vscode-irishealth-ml:latest --no-cache
docker-compose up
を実行します。- Docker Compose を使用していませんか? こちらをご覧ください。
- 管理ポータルに移動します。
- このガイドの始めにあるユーザーとパスワードを使ってログインします。
- お気に入りのペインで VSCODE リンクをクリックします。
- プロンプトが表示されたら、vscode で同じパスワードを使用して IRIS インスタンスに接続します。
# プロジェクト用の新しいフォルダ
mkdir vscode-iris
cd vscode-iris
# ここでリポジトリをクローン
git clone https://github.com/nickmitchko/Hosting-vscode-in-a-container.git .
# イメージをビルド
docker build . -t vscode-irishealth-ml:latest --no-cache
# (A) または (B) のいずれかを実行
#
# (A) Compose ファイルを実行
docker-compose up
# または (B) デーモンを使用する場合
docker-compose up -d
永続性を追加する
永続的な IRIS インスタンスを使用する場合は、docker-compose.yml ファイルの 16 行目から 20 行目のコメントを解除します。 これにより、コンテナに永続ストレージマウントが追加されます。
volumes:
- "./durable/:/durable/"
environment:
- ISC_DATA_DIRECTORY=/durable/iconfig
ベースイメージを変更する
このイメージは、InterSystems 開発者コミュニティ zpm イメージに基づいてビルドされています(こちらにあります)。 これらのイメージには、パッケージリポジトリから簡単にインストールれきる zpm コマンドが含まれていますが、90 日間のコミュニティライセンスしか付帯していません。
ビルドに使用されているイメージタグは以下のとおりです。
FROM intersystemsdc/irishealth-ml-community:latest
イメージを変更する場合は、Docker ファイルの最初の行を希望するイメージタグ(カスタム IRIS インスタンスかサポートされているインスタンスのいずれか)に変更してください。 以下に例を示します。
FROM containers.intersystems.com/intersystems/irishealth-community:2021.2.0.651.0
Docker-Compose を使用しない場合
Docker Compose を使用しない場合でも、以下のようにしてコンテナを実行できます。
# コンテナをビルドした後
# --after コマンドは必須
docker run --name vscode -d \
--publish 1972:1972 \
--publish 52773:52773 \
--publish 51773:51773 \
--publish 53773:53773 \
--publish 8080:8080 \
--publish 8888:8888 \
vscode-irishealth-ml:latest \
--after "/bin/bash /install/boot.sh"